主権より戦略を優先 欧州、グリーンランド問題で米国に歩み寄る可能性
キャピタル・エコノミクスのチーフ・ヨーロッパ・エコノミスト、アンドルー・ケニンガム氏は報告書の中で、極めて異常な事態が発生しない限り、欧州の指導者たちはグリーンランドの主権に関する懸念よりも、米国との協力関係を優先させるだろうと述べた。トランプ大統領が米国はグリーンランドを買収すべきだという見解を改めて表明したことを受け、ケニンガム氏は、欧州はウクライナ問題やより広範なNATO同盟といった重要な戦略的目標において、米国の支持を必要としていると指摘した。同氏は、「グリーンランド問題に関して米国が行動を起こすことに対するEUの反対は、昨年の貿易戦争の際と同様に、事態の悪化を避けるために慎重に検討されるだろう」との見解を示した。さらに、EUも貿易摩擦の再燃を避けたいと考えている。とはいえ、ケニンガム氏は、もし米国がグリーンランドに対して敵対的な行動に出れば、米欧間の緊張が明らかに高まるだろうとも述べている。
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