方正証券の電力設備業界に関する2026年戦略レポートによると、2025年のAIDCセクターの株価動向を振り返ると、計5回の上昇局面が見られた。国内外のメーカーによる設備投資(CAPEX)見通しの上方修正、予想を上回る業績、および業界や各社の技術進歩が主な推進要因となった。2026年を見通すと、AIDC業界は引き続き高い活況を維持する見込みである。一方で、国内外の主要インターネット企業が相次いで2026年の資本支出計画を発表しており、海外企業のCAPEXガイダンスは概ね50%を上回っている。他方で、ヴィティ(Vertiv)、シーメンス(Siemens)、フルンス(Flunce)などの海外大手電力設備メーカーの業績は目覚ましいものがあり、AIDC業界の高い成長性は、すでに業績に反映されている可能性がある。また、米国ではデータセンターの拡大に伴う電力需要の増加と、供給側の電力設備の老朽化という深刻な矛盾が生じており、これが国内の電力設備メーカーの海外進出の好機となっている。